SOMEWHERE

映画「SOMEWHERE」を観てきた。感想を一言でいうと長いPVだった。良い意味で。
もともとソフィア・コッポラの映画だしね。淡々と時間が流れていくのが気持ちいい。
映画の序盤、BGMでFoo Fightersの「my hero」が流れたのだけど実はこの曲、原曲を聴いたことはなかった。
ボクにとってこの曲は、友達がやっていたバンドAndMarkHer(動画のバンド)のカバーバージョンで、残念ながら解散してしまったがよく聴いていた曲だった。カバーであることは知っていたけど原曲を聴いたことがない曲。
そんななか映画でその曲が流れると、あたかも「AndMarkHerのバージョン違い」のように感じてしまい、つまり自分の友達のバンドの曲が映画で流れていると錯覚してしまった。
それはそれは嬉しい体験だったわけで、自分の知っている人、自分の周りのコミュニティが実際に社会を形成していることを実感すると共に、自分もその社会に貢献できるようネクタイをキュッと引き締めようと。(ネクタイしないけど)
自分の知り合いが社会にでて5年ほどたつわけで、その5年の間にいろんな人がいろんな思いで仕事を通じて社会を形成している様は、なんて素敵なんだろうと考える最近。友達の務める銀行のATMでお金をおろし、友達のバンドにライブに行き、CDを買う、その後ちょっと友達のお店で一杯飲んで、またある日は友達の作品を鑑賞しに行き、家に返って友達が出てるテレビや友達の編集した雑誌を見る。視野が狭いようだけど、こんな贅沢な選択肢はないんじゃないか。
昔は村とか小さな知り合いコミュニティで全てを済ませていた。大型量販店や、インターネットショッピングできちゃう世の中に対し、昔の「血の通ったコミュニティって素敵やん?」って言う人の気持ちは分からなくもない。ただ、逆に言えば今にしたって結局はそういう世界が成り立つんだよな。離れてもそれが届く距離になったから。
そんなことを場所のない「どこか」からぼんやりと。